あれれ世界がぐるり回ってる

中禅寺湖近くから見た朝日

前日からシーラ玉氏とM井氏に走ってもらい続け、いろは坂も駆け抜け、結局私は全く運転せずして中善寺湖まで到着してしまいました。ナビに疲れた私は帰りもあるのでと言う事で、後部座席で寝ていなさい、と前線をはずされたのですが、途中道路上に塩がある〜との話で結局起きてしまいましたとさ。海なんてないのに。最初は凍結防止剤だと思っていたのですが、だんだんとフロントガラスにぶつかっては吹き飛ばされていくさらさらとした物体が目に止まるようになりました。路上にまかれている凍結防止剤もふわふわと風に舞っています。次第に地面が真っ白になり、雪なのか?と一時停車。正体はパウダースノー状態の雪でしたとさ。体の芯から冷え込む寒さ。舞い落ちる雪。ブレーキを踏めば作動するABS。至る所にあるチェーン取り付け場。我々はとんでもないところにきてしまったようです。私が運転してみると、鹿が横をすり抜けて行きました。ここは山そのものか。
中禅寺湖周辺を走り回り、そのまま朝日を見ましょうと言う事に。車をとめて近くの山を上ろうとしたはいいものの、私と姫様は体力と寒さに負けて適当に写真を撮って車に退避。シーラ玉氏はM井氏を追いかけたまま、結局山の頂上まで登ってしまったそうで。若い人はいいなぁ。
朝日を見た後、そのまま竜頭の滝近くの駐車場に停車。そのまま2時間ほど睡眠。寒さの中で大して眠れませんでしたが、そろって9時半に起床。竜頭の滝を駆け足で見た後、湯の湖を見たいということで湯の湖方面へ。戦場ヶ原を抜ける際、路肩へ転落している車があったりと、車内は暖房をかけているにもかかわらず凍ったりしましたが、何とか湯の湖駐車場へ入る道へと進入。しかし先にバスが停まっているため、後方で待っていると係りのおじさん登場。おじさん曰く、バスが空転して動けなくなったそうで。チェーンがないのでは危ないのでこれ以上進ませる事は出来ないとの話。よって湯の湖はあきらめ、そのまま温泉探しの旅に。どんどん西へと進むと、再び山道峠道。積もり積もった雪の前に、さすがにチェーンがないときついのかABSフル作動。結構な低速で走っていたにもかかわらず、途中のカーブで対向車線のバスとぶつかりそうになりましたとさ。助手席から見えた、バスの乗客の顔が目に焼きついて離れません。運転していたM井氏の話によると、フルブレーキにフルステアまでやったそうですが、なかなか制御出来なかった様で。死ななくてすんでよかったなぁと今だから思える次第です。チェーンはやっぱり必要ですな。途中でいったん休憩した後、何が日本ロマンチック街道だ〜などと言いつつ、白根温泉に到着。白根温泉薬師之湯と言う所。そこに本来の目的のはずであった紅葉が残っていたのでした。中禅寺湖にはすでに枯れ木とドライフラワーになったもみじしかなかったために感動。冷え切った体を温めるべく露天風呂に。紅葉に舞い落ちる雪を見ながらの露天風呂はとても気持ちのよいものでした。電柱と動物よけネットと謎の鹿のブロンズ像がなければなぁ〜なんて。