コアの中のコアを見た

人と言うものは、少なからず自分の殻を被り生きているものと考えます。それは全てを外にさらけ出すことで攻撃を受けるとダメージが大きいため、隔壁としての自分を設けるのでしょう。そして、隔壁としてだけではなく、その壁自体が自分が考えうる最高の自分であることで、そもそも外敵からの攻撃に晒される可能性を下げようとしているのだと思います。理想とする自分や、目標とする自分を演じる事で、自分の追い求める姿へ近づこう同化しようとするのでしょう。私もそんな中の一人だと思っていました。が、どうやら違ったようです。今の自分を思い浮かべ、生きてきた本当の自分だと思い込んでいた存在ですら、実は自分の中に存在する本当の自分が描いていた絵に描いた餅に過ぎなかったのでは?と言う考えにたどり着きました。すると、隔壁が2枚もあった事になるんですな。今ある自分を描いた自分は既に誰かに作られた存在であったと。逆から言えば、作り上げた理想が描いた自分の皮を被って、今まで私は生きてきたことになるわけですか。難しくて自分でも良く分かりません。
自分ってなんなんでしょうか。とりあえずひねくれ過ぎている私には理解できないのでしょう。