数年ぶりに映画館で映画を見た日

イノセンスってのを見てきました。面白かったと思います。ほんとに大学の名前が出てましたし。自分とは直接関係ない人だけど、K教授の名前もでっかく載ってたしね。ってこんな感想言ってる様じゃ駄目なわけですが。で、やっぱり三つ子の魂百までといいますか、まぁ、当時は幼少期でもなんでもないわけですが、今回見て気づきました。映画を映画として見てないんですね、自分。絵の描かれ方とか、カットの切り替わり方および音響効果とのあわせ方、話の筋の見せ方とかね。楽しもうという姿勢で見てないわけですよ、無意識のうちに。気づくと技術的な視点で見てる。話の最中で軽く伏線引っ張ってるのとかが分かったとき、あぁここはうまいなぁ、とか考えてるわけですよ、自分。これはどうなんだろうなぁ、と思いました。物語に入り込むとか、感情移入して泣きそうとか、そういう以前に一歩引いちゃってるわけ。なんといいますか、客観的に眺めすぎなんだな。なんだか人生で出会える娯楽をひとつ失った気分。
そういえば、話は飛びますが輸血されたことのある人は献血できないと聞いたんですが、どうなんでしょう。本当だとすると、これもまた人生で経験できることをひとつ失ったことになるんですね、私。生まれたとたんに輸血されたそうなので、ほぼ生まれながらにして献血する能力を失ったことになるのか。
なんだか最近こんな感じで楽しくないこと発覚し続けすぎて面白くないです、ハイ。